ボクはこの原作があまり好きではない、ボクが好きでないと思ったところを山田洋次監督は全部省いて映画にしてくれたのは良いのだが、結局オールドクラシック日本映画の撮影現場ものになってしまっている、山田監督は何度同じことをすれば気が済むのだろう、その時代を懐かしみ愛しい気持ちは十分理解できるのだが、残念ながら観客はあまりそれを求めていないような気もする(ボクは好きだが)、、、出水監督は清水宏、小田監督は小津安二郎、北川景子は原節子、、、
沢田研二が志村けんを意識しすぎていてモノマネになってしまっている、志村けんならどうアクションするかをよく知っている人だからこそ巧いこと似せているが、でもそれは必要なことだったのだろうか?あくまでもジュリー本人は「志村けんの代役だからこうする」と決めて臨んだのだろうが、どうしてもムリしているように見えてしまうのだ、、、
「カットとカットの間に神が宿る」
原作者とは違う山田洋次の考える「キネマの神様」
薄っぺらい原作者とはまったく違う監督の考える映画というもの、映画の神様、、、
山田監督の作品群の中では上位の部類ではないし、とてもベタな映画だけれど、何か所か泣かされてしまったボクがケチを付ける訳には行かないだろう、、、それにしても永野芽郁は可愛いなぁ、、、
3☺