たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/コーダあいのうた_Coda

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今年のアカデミー賞は〈コーダあいのうた〉が作品賞を受賞して幕を閉じた、はたして作品賞の名に相応しいか?オリジナルのフランス映画〈エール!〉と比較しながら鑑賞した、、、

 

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設定だけ変えてほぼ同じ内容で重要なパートだけ拝借したのだろうと想像していたがその通りだった、だから脚色賞には値しないと言い切れる、やはり脚色賞は〈ドライブマイカー〉こそ相応しいとあらためて確信する、、、この作品に賞に与えるとしたら「原作賞」だ、そういうカテゴリーが大昔には存在した、、、

 

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でもね、普通に良い映画、オリジナルの欠点を補正してより良い作品に仕上げている、、、設定を酪農一家から漁業に変えるだけでなく、オリジナルよりも前面に出して生活の窮状を描いていて良い(オリジナルの方は切実で切迫した困窮を感じない余裕があった)、、、またオリジナルよりも音楽の要素をより強く出していて成功している、その強調の最たるものが

ジョニミの名曲「BOTH SIDEs,NOW/青春の光と影」♪なのだが、はじめてこの曲の歌詞を知る、、、そしてオリジナルでは主人公の歌の巧さを観客が知るのが唐突だったのに対して、本作は最初からそれを紹介していて観客の戸惑いなく語られる、、、

 

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そして、なんといっても、この作品で重要で優れた4つのシーンはそのまま継承している、、、無音になるシーン、父だけに聴かせる歌唱シーン、歌いながら手話をするシーン、別れのシーン、、、もしもオリジナルのこれらの優れたシーンを全く受け継がなければ、果たしてオスカーを獲れただろうか?それは言わなくても誰でも分かることだ、、、

 

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笑いどころはオリジナルでも同じだったが、それでもゲラゲラ笑って、隣りの妻に突っつかれた、下品だと、日本人はクスクス笑うべきだと、たぶん海外では劇場内大爆笑だと思うが日本人は上品だなあ、、、

 

3.5😀

 

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