独特のユニークなセンスで面白いけど、それ以上のものではないと思って、あまり好みではなかった鈴木清順だが、これには参った、、、ボクの中で埋もれていた、もっと早く掘り起こしておくべきだった傑作<河内カルメン>、、、
今村昌平を「重喜劇」と呼んだのは誰なのだろうか、うまいこと言ったものだ、、、深刻な物語でありながら人間の愚かさや不様さをどこかコミカルに笑うように描くからだが、それならば本作は「中喜劇」と言ってみよう、重すぎず軽すぎず、でも深刻であり面白くもある、そこに鈴木清順たるセンスが加わっているのだからつまらないはずがない、、、