「泣ける映画」は好きなのだが
「泣かせる映画」は苦手なのだ
泣かせよう泣かせようとする映画その代表格が
<ある愛の詩>
曲がかかるたび泣かせに来る、しつこ~い
ほかにも
<マイウェイ>そりゃラスト感動のゴール、24時間マラソンの元ネタ(ウソ)
ほかに<クリスマスツリー>とか<メリーゴランド>とか
白血病は70年代泣かせのトレンドだった、、、
そして<チャンプ>ゼフィレッリ版
どんだけラストの泣かせシーン引っ張るんじゃーい
というわけで
そのオリジナルであるキングヴィダー版<チャンプ>を観てみた
日本の映画会社にも専属俳優として籍を置いたこともあり
本作でオスカーを獲得したウォレスビアリーと、
<キッド>のジャッキークーガンと間違われやすい名子役ジャッキークーパー
この親子が泣かせる
ドリーの多用、カメポジ、上下左右前後キャメラが凝っている、、、
「お母さんはボクが生まれる前に死んだ」
泣かせながら笑わせるセリフが秀逸、、、
金持ちの母親がセッテイングされているから
セーフティネット、、、安心して泣ける、、、
試合開始間際にドクターが
「心臓が弱いから激しい運動は避けるように」って雑な脚本だ
もっと早い段階で予兆の伏線張っとけよ、、、
ボクシングシーンはコマ抜いて
それで素早く激しい動きの効果を狙っているが
コミカルでしかない
リアルタイムで観たとしてもそう思うと思う、、、
タイトルの「チャンプ」
元世界チャンピオンチャンプの父親への息子の憧れであり
現チャンプに至る父への尊敬を込めて、、、