たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/歴史は夜作られる_History Is Made at Night

 

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観始めて暫くして「あ、これ、観たことある」、、、調べてみたらガキの頃に観ているようだ、まったく印象になく、当時のガキには面白いものではなかったのだろう、、、

 

アメリカの海運界の巨頭ブルース・ヴェイルは常軌を逸した嫉妬深い男だった。彼は美しい妻のアイリーンを愛した。さればこそ新造の巨船にもプリンセス・アイリーンと命名したくらいである。けれどもアイリーンにはヴェイルの非常識な愛撫と嫉妬は余りにも堪え難く、ついにロンドンで離婚訴訟を提起して、勝訴となった。しかし、英国民法では、離婚は六ヵ月後効力を生ずることとなっており、六ヵ月以内に原告側に不謹慎の行為があったことが立証されると、離婚は無効となる規定である。アイリーンはヴェイルの許を去って、パリへ赴き六ヵ月を過ごすこととなった。ヴェイルはパリへ追って行き、運転手のマイケルに命じて、アイリーンの部屋に侵入させ、無態の恋をさせようとした。そこにヴェイルが証人の探偵と一緒に行って、アイリーンに乱行ありと言い立てて、離婚を無効にしようとの魂胆であった。ところがマイケルがアイリーンに迫った時、バルコニイから一人の男が入って来て彼を打倒した。そして、折柄入り来ったヴェイルと探偵に銃を擬して、アイリーンから宝石を奪って強盗を装い、ヴェイルと探偵を戸棚に閉じ込め、アイリーンを誘拐した。男はパリで名高い給仕長ポール・デュモンであった。彼は酔客をホテルへ送って行き、計らずもアイリーンと運転手の話を立ち聞きし、救うために一芝居打ったのであった。ポールは彼女に宝石を返し、カフェエ「青い城」へ伴い、料理長セザールに紹介し、その夜を語りかつ踊って明かした。一方、ヴェイルは計画が失敗したので、更に一計を案じた。そして彼は慘酷にも運転手を殴り殺し、その罪を強盗に被せる企みをした。翌朝、アイリーンがホテルへ帰ると警官が出張している騒ぎの最中だった。ポールが殴ったのが打ち所が悪かったのだ、と直感した彼女はポールを捕縛させてはならぬと秘かに宝石を窓から捨てた。しかし、彼女は頸飾をしたままでいた。ヴェイルは強盗が矢張りアイリーンの愛人だと睨み、強盗を殺人犯として逮捕する、と彼女を脅かした。ただし、彼女がおとなしくヴェイルと共にニューヨークへ帰るならば、知らぬ顔をする、と言う。一夜踊っただけではあるが、ポールを愛するようになったアイリーンは、彼の命を救うため、夫の命に従って即日パリを去った。夕刻会う約束だったポールは、夕刊でアイリーンがブルース・ヴェイル夫人であることとその帰国とを知った。ポールは船へ無線電話をかけた。アイリーンは「愛すればこそ別れるのだ、もう自分を探さないで」と言っただけだった。今は恋に夢中となったポールは、ニューヨークへ赴いた。セザールも一緒だった。ポールは「ヴィクトル」という料理店を乗取って彼女が食事に来るのを待った。ついに、彼女は現れたがヴェイルが一緒だった。それは、彼女は、パリで彼女の宝石を拾った男が殺人犯として公判に附されることを聞き、それがポールだと信じて彼の立場を弁護しに行く気になったからである。彼女は別居していたのだが今度こそはヴェイルの言う通りになる積もりだった。それがニューヨークでポールと会ったので、喜びを隠してパリへはヴェイルだけを行かせたのである。しかし話を菊とポールは無罪の人を殺したくない、と言ってアイリーンと共に処女航海のプリンセス・アイリーンに乗ってパリへ急いだ。これを聞いて嫉妬に狂ったヴェイルは濃霧中に全速力で航海せよと命じ、ついに氷山と衝突させた。沈没!と聞くとヴェイルは一切を告白した遺書を認め自殺した。しかしプリンセス・アイリーンは沈没を免れ、愛人二人は幸福を得た。(映画.comより転載)

 

いやぁ、面白かったなぁ、、、フィルムノワールの雰囲気で、スリルとサスペンス、コメディ要素もあり、ロマンティック全ての観客を喜ばせる要素を盛り込んでいる、、、

 

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