本作のロケ地は、札幌、函館、東京、沖縄、シンガポール、そして美瑛だが、、、昔、この映画の中心的舞台になった美瑛には一度だけ行ったことがある、ボクの知る限り日本で一番美しい場所だと思っている、、、じゃがいも畑の小高い丘から遠く地平線までパッチワークのような畑が続く、ヨーロッパのファンタジー映画の世界に登場するような場所に思えた、、、C社のポテトチップスのコマーシャルを撮りに行ったのだが、望んでいた青空は顔を出さず、予算を心配しながら一週間が経過した、、、最終日この日に撮れないとボクは次の仕事でグアムに飛ばなくてはいけなかった、これ以上の日延べはできないのだ、、、晴れてくれ!と祈りが通じたのか雲の切れ間から陽が差した、まるでそこだけ(撮影するポジションの背景だけ)スポットライトを当てたように日が差したのだ、、、そのときの大地の輝く美しさ!結局日が差した20分間ほどで撮影を終え、ボクは旭川から羽田に飛び、いったん帰宅し荷物を入替え成田からグアムに飛んだ、、、
瀬々敬久、どんな題材も無難にまとめて撮る職人なんだね、、、とくに映画的なものもなく、誰でも安心して観れるテレビドラマのような作り、、ドロドロしたところもなく、演者は随所で泣くけど、観ているコッチはあまり泣けなかった、、、主人公の二人、最後は現実世界と同じようにハッピーエンディングで目出度し目出度しでした、、、
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