完成から70年間、日本では劇場公開されなかったブレッソンの<田舎司祭の日記>はまさしく70年間埋もれていたことになる傑作だ、、、そりゃね、大勢の観客が押し寄せるような類の映画ではないけど、優秀な監督の傑作は上映するってのが文化ってものではないのかなと、、、その役を果たすべきは配給会社の責務だが、ボクが知らない事情があったのだろう、、、
スコセッシの<タクシードライバー>に大きく影響を与えていると言われている、語り口がそうなのだろう、、、疎外感を抱えた主人公の目を通した周囲の光景と出来事、、、
ドライヤーとベルイマンとブレッソンでは神や宗教に対する距離感が異なる、ここにブニュエルを並べると更にまったく違うことになる、各大監督たちの宗教への距離を感じるためには観ておかなければならない一本だ、、、