フランクダラボン、、、キングの御用達映画監督で、凡庸で才能を感じないため、あまり好きな監督でないので今まで触手が動かなかったのだが、fpd先輩が「驚きのラスト映画」の投票をしていたので、今頃だが＜ミスト＞を観てみることにした、、、
ところがところが冒頭から心を掴まれた、とくに長いスーパーマーケットのくだりが素晴らしい、70年代パニック映画の王道を再現する、的確なセリフの当て合いとカット割り、その中でも一カットだけ差し込まれるロングの駐車場で霧が迫って来るショットに感心する、、、
ところがところがところがね、起承転結の「起」が100点なら、「承」が60点、「転」が60点と、そして「結」となるとこれが「0点」、、、とくに衝撃と言われているラストは何なのあれ？ああいうふうになる必然性も説得力もまったくない！キングの原作読んでないけど、ひどいラストの片付け方だな、、、ただただああいう不条理さで〆たかっただけで、強引過ぎてウソっぱちすぎるのだ、よくもこんなラストにしようと決めたものだと呆れる、、、
審判の日、怒りの日、イナゴの日、、、神が絶対多数で、信じない者は救われない、一生懸命宗教と結び付けて単なるパニック映画ではない代物にしようとした魂胆は見事に大外れでした、、、
