たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/007ノータイムトゥーダイ

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面白かった~

ところが、妻と次男と鑑賞したのだが、満足げに劇場を後にするボクとは違い、妻も次男は不満気だ、、、あのラストは許せない!と、、、思えばこのクレイグボンド版全5作品は、ボンドの生い立ちや人生を深堀りしすぎた感は確かにある、娯楽アクション映画に留まらず、ジェームズボンドという一人の男と、その周りにある「愛」を深く描ぎ過ぎていて007という娯楽映画の枠を飛び越え過ぎたため、クレイグボンドのラストに不満を抱える観客を作ってしまったのだと思う、、、

 

監督が日系監督という事はあまり関係なさそうだが、日本の要素がふんだんに登場する、まさか最後の決戦場が北方領土周辺の島になるとは、、、しかも、そこにミサイル発射って!、、、そういえば、イアンフレミングの原作では最後ボンドは東京で結婚式を挙げることになっているらしい(<二度死ぬ>の浜美枝とは別の女性?)(インタビューでもクレイグがネタバレのようにふざけた調子でそのことを言っている)、のように007は日本との縁も深いね、、、緊張を伴うシーンの音楽でも尺八など日本の音の要素が多く使われているが、これに関しては本作に限ったことではなく、クレイグ版すべてに当てはまることだ、、、

 

本作では新007(女性)が登場するが、その007と旧007のやり取りが面白い、だけど、ボクの趣味的にはおっぱいが見えそうで見えないCIAの女スパイが良かった、、、

 

映画が始まる前に翻訳に戸田奈津子の名前を久しぶりに見つけた、、、懐かしさと共に不安が横切る、、、戸田奈津子といえばこの世界の重鎮ではあるが、たびたびとんでもない誤訳が指摘される、、、でもね、粋な計らいだよね、やっぱりここは戸田奈津子でいくべきなんだろうね、、、

 

配給権がコロンビアからユニバーサルに移ったことで、登場するパソコンやスマホソニーのVAIOではなくなり、スマホノキアになった、、、このシリーズで度々登場するレンジローバー(ランドローバー)SUV車は今回TOYOTAランドクルーザーと勝負となるが、ランクルはスピードで圧倒されるもののパワーで対抗していた、、、

 

今回の鑑賞にあたり、前4作品を見返しに臨んだが、、、当初は「金髪のボンド」を批判されたり、「紳士ぽさにかける」と言われたものだが、終わってみればシリーズ中屈指の人気ボンドとなった、、、3時間近い上映時間の今回の<ノータイムトゥーダイ>もその長さを感じさせないほど、とことん面白かった、、、

 

P.S.

ところで、こうしてみてみると、やはりクレイグボンドは今までのボンドの印象とは違いますね、起用されたばかりのころは「ブロンド」や「青い目」をボンドのイメージではないと指摘されて叩かれましたが、結果新しい時代のボンドは成功でした、、、そのボンドも古くなりつつあり、今回の新作(そして最後の作品)では新しい世代との交代を意識する脚本になっていましたね、、、パロマもしかり、新007もしかり、旧世代のボンドからしたら新しい感覚、新しい考えの世代の登場、、、そして青い目は、さらに若い世代(娘)に引き継がれたわけで、世代交代、古いものは去り、新しいものが生まれる映画でした、、、いつかボンドの娘が007になる時がくるかもしれない、、、それとパロマちゃんのスピーンオフ映画なら観てみたい

 

P.S.

ミサイルが島に向かってくる最後のシークエンスでボンドが階段を昇っていく、敵が次々と襲い掛かってくる、それを長廻しで撮っているけど、これは<アトミックブロンド>のトレースのようでした、、、あそこらへんのアクションは長いだけでいらなかったと思うのだけど、監督は長回しの殺陣をどうしてもやりたかったのかもしれない、、、

 

4☺

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