死期の迫る母親の命を受け、峠の向こうの司法書士を訪ねるためにバスに飛び乗った主人公、彼と母親に残された時間は僅かだ、、、ところがこのバスがなかなか前に進まない、次々と問題が起こり無駄に時間を費やすばかり、、、果たして主人公は母親が亡くなる前に使命を果たすことが出来るのだろうか、、、
まさにブニュエルワールド全開!ブニュエルの多くの映画で体験させられるのが、なかなか前へ進まない事態、、、話しがつまづいてしまって思うように時も場所も経過せずイライラして息苦しい、、、こういう何ともブニュエルらしいスタイルは例えば言葉に置き換えようとしてもなかなか難しい、映画のテイストを小説に書き下ろすには困難なタイプなのがブニュエルの映画だ、、、
今回はミニュチュア特撮の模型が何とも可愛いので、それも見どころの一つだ、、、ところがCG慣れした人たちの中には、そういうのを魅力的と捉えることが出来ない人も多いかもしれない、、、