ずっとボクはビリーワイルダーの監督デビュー作は、米国への亡命途中フランスで撮った＜悪い種子＞だと思っていたが、＜ろくでなし＞こそワイルダーの監督デビュー作だとの情報も得た、、、『いったい、どっちが本当なのだだろうか？』と思っていたら、どちらの原題も「Mauvaise Graine」だと知る、、、一つの作品を巡って２ツのタイトルが存在し、Wikiでは情報が整理されていない、、、
いずれにしても、ようやくワイルダーの監督デビュー作を観ることが出来て幸運だ、、、舞台はパリ、金持ちの医者の放蕩息子から父親は新車を取り上げ、遊んでばかりいずに労働しろと説教するが、いう事も聞かず息子は家を飛び出す、、、ふとしたことから、自動車窃盗団の仲間入りをした息子は一番仲のいい仲間の姉と恋をし、二人で窃盗団から逃げようと画策するが、仲間も一緒に連れて行こうと誘いに一旦窃盗団のアジトに戻った時に警察に踏み込まれ、仲間は銃撃にあい瀕死の重体となる、、、息子は仲間を抱えて医師である父親のもとを訪ね、「仲間を助けてくれ、そのためなら何でもする」と、父に懇願するのだったが、父親の出した結論とは、、、
有名な脚本家として名を馳せていたワイルダーだが、凝った構図など監督しても優れていることを証明する一端を見せている、、、その後、ハリウッドに渡り、ルビッチに弟子入りし、更に腕を磨いてから＜少佐と少女＞で本格的な監督デビューを果たす、、、
