たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/マンディンゴ

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当時、ボクはまだガキだったけど、かなり話題になったことは覚えている、テレビドラマ<ルーツ>が大ヒットして、「クンタキンテ」なんて言葉(主人公の名前)も流行語になっていた頃、、、

 

奴隷商人の父と子と彼らの商品でもある奴隷たちの話し、、、息子は黒人に対して好意的で、奴隷の女を愛しているが、親からの勧めで政略結婚で当然白人の嫁をとった、、、ところが、白人の嫁が処女ではなかったことに腹を立て、しかも実兄と近親相姦の関係にあったことが許せないことからベッドを共にせず、愛する奴隷と夜を過ごす、、、それに対して嫁もマンディンゴと呼ばれる決闘用の奴隷をベッドに引き入れ性欲を満たし、夫への復讐としているが、ついには妊娠してしまう、、、

 

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リチャード・フライシャー監督が奴隷牧場を運営する一家の栄光と没落を描いた大作映画。奴隷制度をめぐって南北戦争が起きる約20年前の話である。原作は、カイル・オンストット英語版の長篇小説『マンディンゴ英語版』。続編にスティーヴ・カーヴァー監督の『ドラム』(Drum)'(1976年)がある。現代の目で見ると、一見歴史大作に見せかけた一種のブラックスプロイテーション映画と言える。日本公開時のコピーは「アメリカ史上最大のタブー<奴隷牧場>に初めて挑んだ一千万部の超ベストセラー鮮烈の映画化!」。監督が暗に批判しているのは『風と共に去りぬ』で、米国のポスターもパロディになっていた。世界的にヒットしたが、ロジャー・イーバートは「これは人種差別的なクズだ」と言い捨て、「ニューヨーク・タイムズ」のヴィセント・キャンビーも「最悪の映画」「下品の一言」と書いた。モーリス・ジャールの音楽もミスマッチで監督の「この映画をウェディングケーキのように美しくロマンチックに描きたかった。でも近寄ってよく見るとケーキは腐ってウジだらけなんだ」という意図通りだった。クエンティン・タランティーノは「これはポール・バーホーベンの『ショーガール』と並ぶ、メジャー会社が大予算で作ったゲテモノ大作さ」と愛情を隠さなかったという[1]。(Wikipediaより転載)

 

酷評だね(W)、、、もっとエグい<ジャンゴ/繋がれし者>を撮ったタラちゃんでさえ大酷評(どの口が云う~)のようだが、リチャードフライシャーなだけに、単なるキワモノ映画ではなく、奴隷を介して人間の欲を描き、観客を引きずり込むことに成功しているとボクは思うよ、、、

 

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