たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/アルプススタンドのはしの方

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ボクの高校は

ボクが高校三年生のときに野球部が甲子園に出場し

全校生徒全員がバスに乗って甲子園に応援に行った

 

友人たちが甲子園の土を踏みしめている光景に感動したが

試合は1回戦で敗れた

 

鋭いシュートが武器のエースに対して

相手チームはホームベースぎりぎりに立ち

身体を被せデッドボールを呼び込んだ

とうとう甲子園史上最多の死球記録を作ることにもなった試合だ

記録になるほどの死球数があれば勝てる見込みはなかった、、、

 

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公開前に予告を観て

ぜったいに観ようと思っていたが劇場に行けず

やっとDVDで鑑賞できた<アルプススタンドのはしの方>

いやぁ、良かったねぇ、すごくいい、、、

 

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原作は

兵庫のある高校の演劇部の顧問が

たった4人しかいない部員のために書いた

その4人しか登場しない舞台劇

 

その劇は

高校の演劇部の全国大会で優勝し

その後、さまざまな高校や劇団により上演され

とうとう映画化にまで至った、、、

 

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物語は

夏の全国高校野球大会

ある高校が第一回戦で強豪校と対戦している

その甲子園のアルプススタンドのはしの方で

元野球部の男1人と演劇部の女子2名、優等生の女の子1名の会話劇だが

ほかに茶道部の顧問の先生と吹奏楽部の女子部長が絡んでくるのが映画版

 

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さめている連中が

「高校三年生ってもっと青春してると思ってた」と嘆いている中

目の前で青春を燃やしている球児たちがいる

(しかし一切野球のプレイシーンはない、、、いくら映画版でもそれを挟まないのが上手いんだよね、この監督、、、凡人監督なら、そんなシーンを挿し込むだろう、、、)

 

ヘタすると気づかないような細かい笑いも散りばめ

試合は最終回を迎える

はたして勝負の結末は、、、

 

映画版では

その試合の数年後が描かれている

これもなかなか映画版としてこそのナイスな計らいだ、、、

 

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観ていて

常に背景の樹が激しく揺れているんだよ

ボクはこれが気になってねぇ

 

オールロケ、球場限定の数時間の物語

まさか一日で撮ったはずないから

毎日撮影時に木を揺らしていたのかなぁ

風を意図していたとしたら凄い、映画的に巧いし、この監督は立派、、、

 

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この撮影に際し

粘り強く3か月間交渉したが

甲子園球場サイドは撮影許可をくれなかったそうだ

(メジャーな映画会社なら許可しただろうなぁ)

 

仕方なく撮影は

甲子園の設定ながら

神奈川のどこかの市民球場で行われた

 

その一点が残念だが、

映画の評価に影響はまったくないほど素晴らしい作品だ、、、

 

TrainTrainTrain~♪

 

4☺

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