たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

M1を観て、一番面白かったこと、、、

 

『去年は水準が高かったなぁ』と、改めて思う今年のM1でした

とくに優勝コンビもピン芸人コンビも

あれは漫才というよりコントなど

他の笑いのような気もするが

いずれにしてもこの2組が笑いをとっていた

 

個人的には

ニューヨークとオズワルドが面白く感じたけど

そんな本選よりも何よりも

ボクが一番面白く思ったのは

サンドの富澤と上沼恵美子のこと、、、

 

この二人には因縁がある

以前サンドの事務所のカミナリが決勝に出た時

上沼がカミナリを酷評して

異例の低い点数を付けたことがある

 

その収録の後

怒った富澤が上沼の楽屋に押し掛けた

 

富澤は

酷評されたことを怒っているのではなく

「一人の審査員があまりにも格差をつけて点数をつけると

その審査員一人だけで結果が左右されかねない!」と苦言を呈したのだ

 

それはそれまでにも同じことが指摘されてきたことだったが

誰も直接声を上げる者はなかったから

『上沼はM1の結果を私物化している』との思いが富澤にあったのだろう

上沼に直に苦言を呈したのは富澤が初めてだったのだ、、、

 

その件は

もちろん二人の心の中の記憶に留まっていただろう

 

そして今回の大会

またしてもサンドの事務所のコンビが出場した

東京ホテイソンという今大会もっとも詰まらない漫才だった

 

当然

低い点数が見込まれたが

まず富澤が高得点を入れた

これは富澤の抵抗だね、ムキになったんだね

露骨に「エコ贔屓してやる」という上沼に対する

もしくは大会に対する抵抗だったのかもしれない

(M1は吉本所属コンビが贔屓されがち)

 

富澤以外は80点台の低評価の中

上沼の番が回ってきた

 

すると上沼も高評価

この高得点にボクは笑ったのだ

 

関西の「女帝」とか、いろいろ言われる上沼だが、

上沼の身体にも血は流れている

優しさだってあるのだ

それは富澤に対する「詫び」だったのかもしれない

 

富澤と上沼が

ほかの審査委員とは違う高得点を

富澤の事務所のクソつまらないコンビの漫才に高得点をつけたこと

これがボクにとって今大会一番の

(ちょっと微笑ましくもある)笑える出来事だったのだ、、、

 

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