あのジャンルノワールの
唯一の西部劇とも言われているが、
いわゆるウエスタン的な
騎兵隊とかインディアンとか決闘とかの類ではなく
西部劇の頃の時代を背景にした
決して抜け出すことができないとされる湿地帯のある
そんな一つの村で起きた出来事を描いた
男と女、親と子、善と悪、憎悪を
ルノワールというより
ラオールウォルシュとかキングヴィダーが撮ったような作品
<ストーリー>
人を寄せ付けぬ魔の沼地。愛犬を探しに入ったベンは、逃亡者トムと出会った。無実の罪で逃亡中の彼は、娘のジュリーを想いながら何年もこの沼地で暮らしていたのだ。いつしか心と通わせるようになるベンとトム。一方、ベンの行方を心配していた父サーズディとは口論となり、ベンは家を飛び出してしまう。トムと狩りをして生計を立てながら、下宿先に住み込みで働くジュリーとも次第に打ち解けていくベン。だが、トムが沼地に潜んでいることを皆に知られてしまい…… 。(Amazonより)
<ポイント>
●2大オスカー受賞俳優、ウォルター・ブレナン、ウォルター・ヒューストン共演の人情味溢れる西部劇。
●主演に「ローラ殺人事件」のダナ・アンドリュース、「イヴの総て」のアン・バクスター、異色の悪役俳優ジョン・キャラダインらが共演している。監督は「大いなる幻影」の名匠ジャン・ルノワール。
●単なるアクションで魅せる西部劇ではなく、親子の情愛、夫婦の危機、恋の鞘当て、信頼と友情など、人情味豊かなストーリー展開を名優たちの演技で堪能出来る秀作。(Amazonより)
詩情豊かな映像を得意とする大監督ルノワール
芸術的な要素よりも
本作では物語に引き込まれる娯楽作品となっている
ルノワールの代表作とは言われない埋もれがちな作品だが
ぜったい観ておくべきだ、、、