ハンク(エドワードGロビンスン)とジョニイ(ジョージラフト)は電力会社に勤める保線工夫で、親友だった。ある時、嵐のために年老いた工夫が殉職して、主任のハンクは犠牲者の娘フェイ(マレーネディイトリヒ)に事故を知らせに出かけた。フェイは前科があり服役を終え出所したばかりのキャバレーで働く夜の女だったが、ハンクはフェイの美しさに一目ぼれし、猛アタックの末にハンクは彼女を射落とし、2人は結婚することになった。しかし、実はフェイはフェイにそっけないジョニイを秘かに愛していた。ある修繕作業で負傷したジョニイは、ハンクの家で静養することとなり、フェイと毎日顔を合わせなければならなかった。ハンクに対して良い妻になろうとつとめていたフェイも、若いジョニイにますます恋心を募らせる。このままではいけないと考えた彼女はジョニイを忘れるためにも家を出ることを決心するが、、、
ラオールウォルシュといえば
まずハズレのない腕のいい大監督だけど
この一般的には話題にも上がらないような作品だが
やはり傑作だ
最初は
どうしたものかと思って眺めていたが
ディートリヒが登場してから
がぜんスクリーンに引き込まれる、、、
マレーネディートリヒといえば
クールであることから表情の乏しい女優に思われがちだけど
よくよく見ていると細かく特徴的な表情を見せている
それどころか、ときどき可愛くさえ思えたりもするから不思議だ
それはエドワードGロビンソンとジョージラフトといった
2大ギャング映画スターを向こうに回しても輝きを失うどころか
もっとも観客の視線を釘付けにする、、、
エドワードGロビンソンといえば
ジェームスキャグニーとこの映画で共演したジョージラフトと並んで
3大ギャング映画スターだが
この人を見るたびに「ちっちゃいけどコワイ奴」の印象をもつのは
やはり<犯罪王リコ>のトラウマなのかもしれない
この映画の中でもキレまくっている
この役は彼しか考えられない
ほかの役者では務まらない、それがキャグニーであっても、、、、