<テネット>にするか
それともこの<ヴィタリナ>にするか?
久しぶりの映画館に
さんざん迷ったが<ヴィタリナ>を優先した、、、
ポルトガルの鬼才ペドロコスタ
いま世界でもっとも注目されている監督の一人
全カットがFIX
全編のほとんどが暗い室内で
引きの画も当然少ない
固定されたキャメラから映される演者も
ほとんど動きがないものだから
ほとんどの観客が睡魔に襲われる
中には映画が始まる前から寝てしまった客もいて、笑った、、、
常にどこからか何らかの音が聴こえてきて
細かく複雑な音の扱いに丁寧な仕事ぶりを感じる
なので、画よりも音に気持ちが集中する
同じ音を使い廻していないか意地悪な眼で、いや耳で
鑑賞、いや鑑聴する、、、W
そんなわけで
ほとんどキメキメの画はないが
後半やっと明るい屋外にキャメラが出てロングの画を見せられると
すごくいいものを見せられた気にもなるが
実際は感心するほどの画ではない
あえてレベルが取れてないショットとか
トリッキーなカットが1か所ある割には
『カっコイイショットなんてダサイでしょ』と
インテリぶってるように感じるのだ
以前はヌーヴェルバーグの左岸派みたいなショットを多用していたのに
だれの影響か、頭が良くなったようで
上から目線で来る感じは好感を持てない、、、
メモ
ポルトガルを舞台にしたアフリカ移民の映画だが
アフリカ人しか登場しない
☺3.5