映画ってのは面白いもので
自分なりの映画の評価ってのも
歳を重ねると随分と観かたも変わってくるもので
昔はまったく心を打たなかった映画が
大人になると胸に染みたり
若かった頃は心躍らせた映画が
歳をとると全く心に響かなかったりするものだ、、、
<大人の見る繪本_生まれてはみたけれど>を数十年ぶりに観た
昔はまったく面白く感じなかった映画も
今観ればまったく違う感想を持つ気がしたから確認したかったのだ
なにしろ初期の小津映画の代表作といってよいほど
評価も人気も高い作品だ
しかし、その予想はあっさりとハズレた
前回若い頃観た時と
まった同じ感想を持った
いくら評価の高い作品でも
再見してもやはりダメだった
なにしろ生理的にダメなのだ
子供の世界/大人の世界/社会の現実
目の付けどころは良いけど
たしかに昭和の現実ではあるけど
個人的には受け付けない
主人公の子供たちの気持ちは分かるが
この兄弟には共感できない
海外でも評判は良い
すこしルネクレールも感じる世界観だけど
ボクは苦手だ、この映画
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