ときどき混同している人がいるけど
「記録映画」と「ドキュメンタリー映画」は違うよ
「記録映画」は
<極北のナヌーク>や<東京裁判><三島由紀夫VS東大全共闘>など
そこで起こっていること、その光景を、私情を挟まず、ありのまま映して記録すること
そこには監督の意図はなく、入り込む余地はない
映し出された映像を観客の眼で見てもらい
それぞれの価値観や感性で感じてもらうもの
「ドキュメンタリー映画」は
あらかじめ用意された監督の意図に沿って
現場を追い、関係者の声を拾う
監督の価値観や思惑のもとに編集され
ときにイデオロギーも含めて
観客に提示し訴えかけるもの
<ボーリグフォーコロンバイン><ゆきゆきて神軍><ニッポン国古屋敷村>など
そして<i_新聞記者ドキュメント>
官邸記者会見で質問を投げかけ続ける様子が話題を呼んだ東京新聞記者望月衣塑子が、辺野古基地移設問題や森友学園問題、伊藤詩織準強姦事件、加計学園問題などの取材に臨む姿に密着した社会派ドキュメント。
森達也監督による、東京新聞社会部記者望月衣塑子を追ったドキュメンタリー作品である。タイトルの「i」は一人称単数に由来するとされる。既存メディアからは異端視されながらも、官邸記者会見で鋭い質問を投げかける東京新聞社会部記者望月衣塑子が、記者として取材を行う姿を中心に据え、時の官房長官菅義偉や前川喜平、籠池夫妻など、本作の撮影開始以前から撮影期間中にメディアに登場した渦中の人間が登場する。2019年6月公開の『新聞記者』をプロデュースした河村光庸が、企画製作、エグゼクティヴプロデューサーを務めた。(Wikiより)
政府はね、国民をバカと思っている
国民は忘れっぽい
国民は騙しやすい(嘘を信じる)
国民は頭が悪い(理解力がない)
劇中しめされる言葉だが、同感だ
それはそうなんだよね
でも、安倍政権ってことだけでもなく
歴代の政府というか
ほとんどの政治屋がそう思っていると思って間違いない
自分たちは国民と違う
権力者であり
上級国民である
戦争のときの軍部上層部と何ら変わりない
国民(兵士)を戦闘地に次々と向かわせ
空腹に晒し、膨大な屍を作り出しておきながら
自分らは毎晩ステーキを喰いながら
決して戦争を止めようとはしなかった
よほど居心地が良いのだろう
国民のことよりも、自分の今の地位や立場にすがり尽きたいのだ
そのためなら
幾ら兵隊が死のうが構わないのだ、、、
でも
みんなも知っているとおり
たびたび
頭の悪い大臣が登場するでしょ
笑ってしまうほどひどい程度の連中
そんな連中でも国民を見下しているんだからね
それが特権というもの、、、
一方
メディアもマスコミも程度が低いよ
政府に遠慮して生きている
ジャーナリストとか国民の代弁者とか
政治と対等に渡り合える存在という意識が低いよ
だから
権力の側ばかりが「選ばれし者」とう自負が芽生えて厄介なことになる
ほんとうはメディアこそ
国民からの「選ばれし者」としてモノを言わなくてはならないのに、、、
どっちもダメ
アベノマスクはダメだけど(政府がダメ)
アベノ10万円とはいわない(メディアがダメ)
そんな中
この映画のヒーローとして描かれているのが
望月衣塑子
天敵・読売新聞の子会社である日本テレビが主催する
今年の日本アカデミー賞において
最優秀作品賞を受賞した<新聞記者>の原案者であり
その主人公のモデルである
このドキュメンタリーでも
映画同様のヒーローの姿をみせている、、、
でも、一方でこんなことも
否定的な評価(WIKIより)
- 評論家の石平は、中華人民共和国の民主化運動に深く関わり後に日本に帰化した自身の経緯を踏まえて、「彼女のやっていることは、何のリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけだ。そんなのを『権力と戦う』とは、吐き気を催すほどの自惚れだ!」と批判している[34]。
- 産経新聞は2017年9月14日の記事で「根拠が定かでない情報や私見を織り交ぜた質問も多い」と評している。記事は望月が官房長官会見の場で発言した「官房長官が出会い系バーに行って、女の子たちの実態を聞かないのか?」や「米韓に金正恩委員長側の要求に応えるよう冷静に対応するように働きかけることをやっているのか」等を取り上げた[12]。
- 毎日新聞は望月がTwitter上に、事実確認をしないまま、内閣記者会の記者らが、望月が挙手しても指名させないと内々で決めているとする事実と異なる情報を投稿し拡散されていること、その後「実際は、私の抗議以降菅官房長官側が、私に激怒し番記者が指名しづらい状況に追い込まれているようだ」と軌道修正を余儀なくされるもそれも事実誤認であることを指摘した上で、東京新聞内で問題視されているも本人は削除を拒否していること、毎日新聞記者が直接削除するよう求めたが応じなかったことを報道している[35]。
また、普段「ガラス張り」とか「透明性」とか「平等」とか言いながら
自らの講演の際に好きでない産経新聞の記者だけを会場から退去させたこともある
結局ね、ドキュメンタリーだからね
最初から監督の意思や意図が反映させて描かれるのよ
結局ね、
もっと
本当に権力と戦う真のジャーナリストが現れないかなぁ、、、切望
ラストはねえ、あの場面で、
是非とも菅官房長官に歩み寄って手を差し伸べて欲しかったなあ
はたして菅氏は望月氏をみて
他の有権者にすると同じように握手をしただろうか?
それは見てみたかったなあ
それやらなきゃ!
それが出来なきゃダメなのよ、、、