昨年
劇場で見逃していたジャジャンクーの<帰れない二人>を
DVDリリースとともにやっと鑑賞
昨年
劇場で観ている次男に訊ねると即答
「劣化版_成瀬の浮雲」
「どんだけ成瀬が好きなんだよ(ジャジャンクー)」
「どんだけ成瀬はスゴイんだよ」と、この映画を観て
ジャジャンクーよりも
むしろ成瀬の凄さを確認したようだ、、、
帰れない二人っていうとね
ある年代以前の人たちは
井上陽水の名曲「帰れない二人」♪を想い起こすだろうね
でも
映画の原題は邦題とはまったく関係がない
配給会社の宣伝担当の誰かさんの
まったくのインスピレーションなんだろうね、、、
原題:江湖儿女 /Ash Is Purest White
ま、たしかに、次男の言うように
ストーリーは「現代版の浮雲」と言えなくもないが
「劣化」と言い切るほどの酷さでもない
むしろ
今回もジャジャンクーの世界に
完全に入り込んで席を立つ気も起きなかった、、、
音楽とか音の使い方が良いし
音楽や音の使わなさ加減が良い
ただね
ひとつ残念と言えば「UFO」だね
ああいうUFOのエピソードというか1シーンがいる?
現実逃避はいいけど
ファンタジー的なショットはどうなの?
もしやるなら、ボクなら、こうするね ↓
すごく光を放つ物体が浮かんでいて
主人公がそれを追いかける
慣れない初めての土地で
しかも深夜だ
夢中で光を追い求めるとどんどん街の奥に踏み込んでしまい
気付いたときにはヤバイところに迷い込んでしまっていた
その時には光る物体の存在のことなんか忘れてしまっている
(シェルタリングスカイの主人公が街で迷うシーンのイメージ)
そんな風なエピソードを入れるね
ど、ジャジャンクー?
3.5☺