ボクの
2020年1/3期の旧作洋画ベスト10(7位)になる映画
サタジットレイと並ぶ
インド映画の大監督グルダット
なのに
日本ではあまり知られていない、、、
<ペーパームーン>ってのは「紙の月」だね
そのまま<紙の月>っていう宮沢りえ主演の映画もある
これは「紙の花」ペーパーフラワーだね
本物ではないけど愛おしいもの
本物になれない悲しい宿命の意味でもあるね、、、
そして思えば
映画じたいも本物ではない、作り物の世界
映画は人工的なもの
だから
ライティングも意図して劇的に作られる
リアルとか自然ではなくもいい世界、、、
物語は
まんまインド版「スタア誕生」ともいえる
落ちぶれていく映画監督と
将来を嘱望される女優の卵のプラトニックな愛
そして監督が別れた家族(娘)との親子愛
その二つの愛を手に出来ず苦悩する姿
女に頼れない男
頑固で意地っ張り
男の「誇り」
それによって失うもの
軽いボクには
もどかしく感じる男
愚かに思える男だが
それが、男の意地なのか
もしくは、スター誕生のように、、、
現実のパートさえも
映画のような作りをして効果を上げている、、、
劇中劇のモブシーン
いかにも人工的な光が挿すけど、これがいいんだよね、映画はイミテーションだからね、紙の月、紙の花のようなもの、それを表現している、、、
映画の中では
たいへん「風」が効果的に表現されていた、、、
もどかしい女心、もどかしい男、、、