たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/ガンファイター_The Last Sunset

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次男が録りためていた映画を整理するため

観ていない作品を何気に眺めていたら

アルドリッチの<ガンファィター>に出逢った、、、

 

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カークダグラスと共に主役を張るのが

ロックハドソンとドロシーマローン

 

メロドラマの神様ダグラスサーク組の一員が

男臭い映画の第一人者であるアルドリッチ作品に加わり

奇跡の化学反応を起こして生まれた傑作!

 

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南部の退役軍人ジョン・ブレッケンリッジ(ジョセフ・コットン)は妻ベル(ドロシー・マローン)と娘ミッシー(キャロル・リンレイ)をつれ1000頭の牛とともにメキシコの牧場を去りテキサスに行こうとした。牧畜に失敗した彼はテキサスで新生活をしようとしたのである。そこに兇状持ちのブレンダー・オマリー(カーク・ダグラス)が昔の恋人ベルをたずねてやってきてカウボーイとして牛の移動を手伝うことになった。オマリーを追う保安官ダナ・ストリブリング(ロック・ハドソン)も後をつけてやってきて逮捕をテキサスまでのばして牛追いに雇われた。一行は出発した。ある町でブレッケンリッジは旧南軍兵士とごたごたを起こし、射殺されて死んだ。ミッシーが男らしいオマリーにひかれたり、ベルとストリブリングが親しくなったりしながら旅はつづく。途中、インディアンが一行を狙ったが、ストリブリングが牛の1部をインディアンに与えて危機をのりこえた。砂漠で砂嵐に出会った時、3人組の牧夫がベルとミッシーをさらった。ストリブリングとオマリーは危ういところで2人を助けた。

 

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旅の間中、オマリーはベルの愛を求め、ストリブリングも彼女に求婚した。ベルは困惑した。やがて一行はリオグランデ河に出た。途河前夜のパーティの晩、母の黄色いドレスを着たミッシーは歌をうたった。思い出のドレスを母に似たミッシーがつけているのを見たオマリーの心は燃えた。翌日の渡河の最中、ストリブリングとオマリーは2日後の落日の決闘を約束した。牛群が無事アメリカ領に運び込まれた日、ベルはオマリーにミッシーから手を引くようにいい、娘はオマリーの子なのだと告白した。オマリーは驚き、そして苦悩した。約束の落日の時刻に、ストリブリングとオマリーは牛囲いの前で対決した。銃声がひびきわたり、倒れたのはオマリーだった。そして死んだオマリーの中には弾丸がつめてないのが発見された。地上に坐ったミッシーはミッシーは目に涙を浮かべながら、ひざの上にのせたオマリーの頭をかかえ、やさしく髪をなでた。(MovieWalkerより転載)

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まえまえからボクは

<赤い河>はカラーで観てみたい映画の筆頭だったが

思わぬところで<赤い河>に匹敵するカラー作品に出逢えた、、、

 

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女って、

不良っぽいワル(カークダグラス)に魅かれたり

一方で

無骨で真面目で誠実な男(ロックハドソン)も抑えておきたいみたいな

女のズルさではあるんだけど、

 

危険だけど魅かれる男と

安心安全安定な「三安」な男の

どちらか選ばなくちゃならないもんね

 

若いころは危険な男に魅かれていたお母ちゃんも今では安定志向になって

むしろ娘の方が危険な男の中にほんの少しの優しさを見つけている

 

ここらへんの若い娘とお母ちゃんの

心の葛藤がサーク的なんだよね、、、

 

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作風も、はたまた画までもダグラスサークぽく

だから、この二人を選んだのか?

それとも、この二人だからそうなったのか?

 

この上の画なんか

風と共に散る>かー!って感じだもんね

完全にダグラスサークタッチだよね

 

アルドリッチ×サーク、最高なわけだ!

 

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長く苦しい道のりを経て一団が目的地に到着する、、、

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共に苦労して気持ちも通い合うようになっても、決闘は避けられなかった、、、

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ラスト、、、