ロシアの「十月革命」を描いた
エイゼンシュテインの傑作
<戦艦ポチョムキン>の映画史上傑出した「オデッサの階段」に相当するのが
この映画の「橋」のシーン
暫定政府軍が首都封鎖のために
つり橋を引き上げるシーン
ここでのモンタージューに唸る
当然サイレントだからセリフはない
セリフ部分の字幕も最小限でほとんど無い
パンも移動も望遠もズームもクレーンもないから
当然FIXの画の連続
印象的なFIXの画の連続した積み重ね
映画における編集の力
こうやって大昔に出来ていたことが
今は出来なくなっている(いい監督しか)
まさしくモーションピクチャー
様々な構図の
ロングとミドルと極端なクローズアップの3ツを駆使して
スピード感と激しさのある動きを表現している
エイゼンシュテインというと
<戦艦ポチョムキン>だけ観て
知ったようなフリをしている映画ファンは
絶対にみるべき埋もれがちな傑作、、、
もっとも、印象的な「橋」のシーン