たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

Trailer/死霊魂

 

ワンビンの最新作

8時間超えだけど是非みたい、傑作の予感、、、

 

youtu.be

  

 ある日突然、送られた収容所は〈飢餓収容所〉と化した。地獄を生き延びた者たちの証言が死者の魂をよびおこす。『鉄西区』『無言歌』『三姉妹〜雲南の子』のワン・ビン最新作は、8時間を超える渾身の大作!

いまだ明らかにされない中国史の闇、〈反右派闘争〉。1950年代後半、「我々は人民の自由な発言を歓迎する!」と中国共産党が主導した〈百家争鳴〉キャンペーンにのせられ、自由にモノを言ってみたら、〈右派〉と呼ばれ、55万人もの人が収容所に送られたのだ。そこに、大飢餓が重なった。「4500万人の死者を出した史上最も悲惨で破壊的な人災」(フランク・ディケーター著『毛沢東の大飢餓』)ともいわれる凄惨極まりない飢餓によって収容所は地獄と化した。カメラの前で語るのは、生存率わずか10%ともいわれた収容所を生き延びた者たち。2005年から2017年までに撮影された120人の証言、600時間に及ぶ映像から本作は完成した。

扉を開ける第一部から、衝撃がはしる第二部、壮絶にして崇高な第三部へ。いつしかカメラを忘れ、あなたもまた目撃者となる。

背景や状況を提示し、収容所の扉を開ける第一部。飢餓の状況に衝撃がはしる第二部。そして右派を弾圧した側の証言者の重い問いかけと、死の間際にある人々の思いが壮絶にして崇高な第三部へ──。観客はいつしかカメラを忘れ、自らが目撃者となるのだ。デジタルカメラ1台あれば、映画が世界と対峙できる時代に突入したと証明した『鉄西区』以来、たえず映画界を揺るがし続けてきたワン・ビン監督が、忘れ去られた死者の声を掘り返し、忘れるものかと撮りつづけた集大成である。