恥かしながら内田吐夢版も三隈研次版も
そして一番面白いと評判で
米国人もラスト15分間の殺陣に熱狂したという
ま、とにかく
仲代達也演じる主人公が狂っているね
サイコ野郎、超サディスト
こういうの演じると仲代は異常なエネルギーを発しているね
大菩薩峠で通りかかった何の因縁もない老人を理由なく斬った主人公は、頼みごとに来た女を犯し、その女の頼み事は聞き入れず女の夫を殺し、その女と江戸に逃げ、子供も出来たが酒を食らう日々、腕を買われて新選組の用心棒になるも、三船敏郎演じる達人の前では立ち尽くし味方を見殺しにする、老人を殺された孫娘や加山雄三演じる師範との因縁がラストで一つになると思わせながら、ラストは剣を振り回し気狂った男の大立ち回り、、、
とにかくラストの大立ち回りだけでも
観ておかなくてはいけない
やっぱり岡本喜八は面白いね
アクションが凄いよ
よく黒澤の<用心棒>が「劇画的」と言われるが
それを言うなら黒澤の<用心棒>は「岡本喜八的」と言い換えても成立する、、、