たまたまテレビを見ていたら
元大阪府知事の橋下氏が
「いざとなったら大阪で河川が決壊するより、上流で、奈良とかで」
意図的に決壊を起こし大阪を守るみたいなことをポロっと口にしていた
やっぱりね
大阪とか東京とか都市部でダメージを受けると
日本の経済全体に大きな影響を与えるからね
それは避けたいとの思いが御上にはあるんだよね
だからね、必然的に都市部での防災が優先されているんだよね
二階氏が言った「ほどほどで良かった」も
都心でパニックが起こるような被害が無くて良かったという意味なんだね
まずは皇居、そして永田町(首相官邸、国会議事堂、衆参議員)、そして霞が関(各省庁、官僚)、そして丸ノ内(三菱村)が第一優先で、
次に山手線の内側、それから環状6号線、それから環七、次に環八の内側と
優先順に守られているんだよね
だからね、都内であっても環八の外側にある二子玉川付近が浸水したのも
多摩川の堤防治水整備が遅れている場所なんだね
さらには
同じ多摩川を挟んでも東京側よりも川崎側の方が常に浸水の被害を受けがちなんだね
今や人気の「住みたい街」である武蔵小杉であっても
結局はその地理的な事情で恩恵は受けられないんだよ
あ、そう思うと、
映画<シンゴジラ>で川崎側武蔵小杉のあたりを踏みにじるゴジラに対して
東京だけは死守すべしと自衛隊がゴジラに多摩川を渡らせまいとするね
ましてや、ましてや
人口が少なく、そこで河川が氾濫し水没して大きな被害を受けても
国単位での打撃としてはさほど大きくない場所
日本の経済や政治に大きなダメージを与えない場所は
防災面で後回しにされていることが如実にわかるね
景観なのか防災なのか、経済なのか人命なのか、それとも予算なのか
同じ命であっても優先順位があるように思えてやるせないね、、、