まだ<ロケットマン>は観ていないのだけど
そのOSTを聴いていたら
<Amoreena>が流れた
(邦題は「麗しのアモリーナ」)
これ
<狼たちの午後>の主題歌っていうか
そのファーストシーンで流れる曲
ボクは中学生の頃
この映画を観て
このエルトンジョンの曲が好きになって
レコード(シングル)買って
しばらく繰り返し繰り返し日々聴いていた
そんなもんで
ひさしぶりに<狼たちの午後>が観たくなった
というか、その導入部の曲のシーンを観たかった
フェリーが港から離れるとともにキャメラがズームバック(ここから曲のイントロが始まる)
ゴミをあさる黒い犬(手持ち、ブレる)
屋上のプール(金持ちたち)
工事現場で働く人
店の前での水やり
家の前での水やり
高速道路の料金場
頭上高く飛ぶ飛行機
テニスする人たち
ビーチで遊ぶ人たち
ネオンサイン(タバコの広告「KENT」)
街の雑感(車からの移動撮影)
歩く主人公の女房と子供(この時点で観客には分からない)
こんなNYの風景が次つぎ映し出されるのを観て
ふと思ったのは同じNY派のウディアレンの<マンハッタン>
<マンハッタン>も同じように冒頭でNYを活写しているね
撮る対象が同じでも
撮る人間によってこんなにも雰囲気が違うんだね(もちろん映画の内容で左右するが)と、つくづく思った、、、
米国が腐ってきた時代70年代
それでも日本人にはまだまだ憧れだった米国のNYの70年代
ルメットは
エルトンジョンの一曲をバックに
そんな70年代のNYを連写してみせた
目をギョロギョロさせた(よくいえばギラギラ)パチーノが
犬が舌を出すほどの暑い午後に銀行強盗に入るNYの一角、、、